チャートホルダー トライフォルダー (閉じたところ)
 長距離クロスカントリーに出る時など、何枚もチャートを持ち歩く時に便利。  コックピットマネジメントに欠かせないアイテム。真中にチャートを挟むクリップボードがついていて、その両サイドにはポケットがありフライト中手元に置いておきたい物を入れておく。  左のトライフォルダーを三つ折に閉じたところ。裏についているバンドで右足太ももに固定するようになっている。



フューエルテスター ヘッドセット クリップオンフード
 右上のピンをガソリンタンクの小さな穴に差し込むと、下のパイプの部分にガソリンが流れ込む仕組みになっていて、ガソリンの色を見たりタンクに水が溜まっていないかをチェックする道具。  軽飛行機のコックピットはエンジンの騒音がうるさいので、このヘッドセットを着けて無線の交信や機内の乗客と話しをする。  擬似IFR(計器飛行)をする時に、これをメガネに装着して外が見えない様にする道具。メガネをかけない人はサンバイザーの様な形状の物を使う。



チェックリスト フライトガイド マニュアル
 プリフライト(始動点検)、エンジンスタート、そして着陸まで、飛行機の操作手順が全てかかれており、これを見て各ステップを一つ一つ確認しながら飛行機を操作する。  滑走路の幅と長さやタクシーウェイのレイアウト、管制塔の無線周波数、周辺の宿泊施設やレストランまで、必要な情報が凝縮されている。  燃費データ、重量バランス、ミニマムグランドロール等など。機体に関するデータが全て記載されている。行き先の空港で離着陸可能かどうか、機体の性能を確認するのに必ず必要。



E6B (裏面) プロッター
 航空計算尺。対数表の目盛りがふられた丸い部分が回るようになっており、フライトプランを立てるのに必要な計算が出来るようになっている。  裏は360度の目盛りがふられており、円形部分の内側は透明なプラスティックになっており、鉛筆で印をつけて目盛りを風向きに合わせると、風によるコースの偏向が導かれる。  チャートに書きこんだルートの線に当てて、方角を調べたり距離を測るのに使う。表はノーティカルマイルで裏はスタテュートマイルになっている。TACとは縮尺が倍違うので間違えると大変。



FAAパイロットライセンス メディカルサーティフィケート ログブック
 これがライセンス。苦労して取った免許なのに、ちょっと安っぽいのが玉に傷。終身免許で更新は無いが、2年に一度インストラクターに実技のチェックを受ける。  専門の医者に行って検査を受ければその場で交付される。スチューデントパイロットライセンスも兼ねており、ソロフライトの時は裏にインストラクターのサインが必要。40歳未満は3年、40歳以上は2年に一度検査を受けてリニューアル。  操縦した機種、行き先、飛行時間、着陸の回数などを記録する。飛行時間はクロスカントリー、日中、夜間、計器、等など細かく分類して書かねばならない。自己申告制だが記載内容を公的に検証する手段が有るかは分からない。



パイロット用腕時計 シュアカード(早見表) チャンネルスキャナー
 E6Bがついた腕時計。これはシチズンのプロマスター・ブルーエンジェルスバージョン。Breitlingを買うお金が無い人はこれで我慢。でもプロマスターは秒針が無いのでIFRには使えないという意見も。  チェックリストの抜粋や実技テストのチェック項目などが書かれている。他にも便利な情報が色々書かれており、一枚もっていると何かと便利。  航空無線の受信機。免許を取る時にATCの聞き取り練習の為に買ったが、今は普段車に積んであり、空港の近くを通りかかった時にATISを聞いたりするのに使っている。



AFD FAR/AIM 雑誌
 エアポート・ファシリティー・ディレクトリ。必要最小限の空港の諸元が書かれている。8週毎に更新。  フェデラル・アビエーション・レギュレーション/アエロノーティカル・インフォメーション・マニュアル。FAAの航空規定と航法マニュアル。この一冊にアメリカの空の世界の全てが詰まっている。毎年更新。  アメリカはジェネアビ大国だけ有って様々な雑誌が出版されている。近所のスーパーなどでも売っており、如何にジェネアビが一般に浸透しているかがうかがえる。大抵一冊$3.99と雑誌の価格でも日米の格差は大きい。



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