Passing Lane
2002年4月13日

 先月末から日本へ出張してました。普段はJALを使うのですが、今回は学生の卒業旅行シーズンと重なり混み合っていたため、 予定の日に席が取れず全日空で飛びました。定刻から30分ほど遅れてLAXを出発し、順調に飛行を続け成田まであと4時間 くらいのところでしたでしょうか、ふと窓の外を見るとなんと真横にジャンボジェット(恐らくNWの747だったと思います) が飛んでいるではありませんか。私はすかさずデジカメを取り出して写真を撮りました。機体の性能が違うのか、単なる速度設定 の違いのせいなのか知る由も有りませんが、私が乗っていたANAの747−400はまるで高速道路の追い越し車線を走る車が 走行車線の車を追い越すように、みるみるうちにその飛行機を抜き去って行きました。

 これまで年に何度かこの路線を使っていますが、トイレに行くのに人を跨いで行くのが嫌なので、普段は通路側に席を取る為 ほとんど飛行中に外を見る機会が有りませんでした。今回はたまたま最後列の二人座りの窓際に席を取りましたが、それがとても 快適でした。仮に通路側に人が座っても跨ぐ人は1人で済むし、壁との間にスペースがあって広々してるし、好きなときに外の 景色が楽しめるし、これからは最後列の窓側が指定席になりそうです。

 しかし太平洋路線はドル箱路線とは聞いていましたが、ジャンボが他のジャンボを追い越していくのを見たのは初めてでした。 ロスからでも一日10便前後、サンフランシスコからもUA、JAL、ANAの3便、ポートランドからはデルタ、 コンチネンタル?、サンノゼからAA、その他NYやダラスからの直行便も飛んでいることを考えるとこのくらいのことは 日常茶飯事なんでしょうね、きっと。それにしても綺麗な青い空と白い雲海に長い灰色の排気ガスの尾を曳きながら飛ぶ ジャンボの姿を見て「こんなのが世界中の空を飛び回っていたら空気も汚れるわな・・・」と思ってしまいました。 でもそれが無ければ現代の社会が成り立たないんだから仕方ないですね。


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