Parking
2003年5月18日

 バハ半島の中程、カリフォルニア湾に火山島と見られる小島が幾つか浮かぶ海岸線がある。白い砂のビーチは所々海まで延びた 山に遮られ、海辺の孤立したコミュニティーからは山に向かってダートのエアストリップが延びている。単調な海岸線を南下すると、 幾つかの小さな島と砂州に囲まれたラグーンが見えてくる。砂州には家が並んでおり、平行してダートのエアストリップがある。 砂州の先端の建物の屋根には大きくASNと書かれていた。この辺唯一のホテル、アルフォンシナスである。

 ホテルのパーキングには、四駆のトラックとサンドバギーに挟まれてセスナのテイルドラッガーが止まっていた。ここでは 軽飛行機が一般的な交通手段となっている事がよく分かる。ここはバハを南北に縦断しているハイウェイからもかなり遠く、 途中の道はオフロード車でも走るのが困難なくらいなので、長距離の移動手段としてはむしろ軽飛行機の方が一般的なのかも しれない。幾つか人影のある建物の前にはやはり軽飛行機が止まっていた。アメリカにもエアストリップの周りにハンガーつき 別荘を建てたエアパークコミュニティーなるものが有るが、ここの場合は「裏庭に着陸」といった感じ。正に私の夢を具現化した ような所だった。


[Home]