アルフォンシナスのエアストリップは大潮近くの満潮時には水没してしまう。従って長期滞在の場合は隣のRancho Grandeに 着陸しておかねばならない。さもないと気が付いたら愛機が海水浴・・・という憂き目に遭ってしまう。

　この日も夕方３時近くなると潮が満ち始め、ブッシュの隙間からじわじわと海水が流れ込み、裏庭のエアストリップは次第に 大きな水溜りと化していった。エアストリップの地面に明いた無数の小さな穴からはカニが顔をのぞかせており、近づくと すばやく穴に逃げ込んでいった。そしてホテルや別荘の裏に止めてあった軽飛行機たちも、消え行く滑走路から次々に 飛び立っていった。

　写真はアルフォンシナスのエアストリップが引き潮で露出しているところと満ち潮で水没したところ。建物の並びとブッシュの 間の細長いスペースがエアストリップ。