道端にぽつんと立ち次ぎの町までの距離を教えてくれる。頭の色は赤や黄色で地図の道の色と同じになっている。かならず道の
同じ側に立っていて、それが左右どちらにあるかで自分が進んでいる方角が分かる。こういうのを道標と言うんだろうなと思った。
前を向いても後ろを向いても一本の道が地平線まで続いているような所でも、こいつを見ると自分が今何処にいるのか分かるので
とても安心する。字の書体が古かったりアラビア文字だけで書かれていたりペンキがはげて読めなくなっていたり、同じようで
一つ一つ個性があったりして見ているうちに段々愛着が沸いてきた。写真はアトラス山脈南側のカスバ街道と呼ばれる道のとある
町の入り口。
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