飛行機に車を横付けして荷物を積み込む。
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キャニオンランズ空港(CNY)出発
空港でレンタカーをドロップし、FBOでチェックアウトをしている時、
FBOのカウンターに置いてあったビデオテープを見てビックリ、なんとカバーの写真は昨日見た岩のアーチをセスナがくぐっている写真でした。清算をしていたお兄さんに「これは本物か?」
と尋ねると「そうだ、合成じゃない、その飛行機を操縦していたパイロットはここのオヤジだ。」と言って奥の事務所のいすに座っていた老人を呼び出した。
エプロンから見たFBO。駐機している定期便が出ると車で自機まで乗り付けられる。
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出てきた70歳近い男性は写真を指差して「これを飛ばしているのは俺だ、自分は昔からここを飛んでいるんでこんな事が出来るが、よそ者がまねすると行き止まりの谷で岸壁にぶつかてしまう。
もっとも今は撮影の時など特別に許可が無いと飛べないが・・・」と天然アーチをくぐるアクロバットのビデオ撮影をした時の説明をしだした。ほんとアメリカにはとんでもない事をする奴がいるもんです。
さすが二つの国立公園の玄関口の空港だけあって、小規模ではあるが建物は新しく清潔で奥のほうには普段は使っていないようだがセキュリティーチェックポイントも有った。
清算が終わりユナイテッドの旅客機が出発したのを見届けてから車を自分の飛行機に横付けして荷物を積み込みいざ出発。
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レンタカーのカウンターが軒をp連ねる。
| ホール。奥のドアがエプロンへの出入り口。
| Aero West Aviationのカウンター。
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空から見たアーチーズ
キャニオンランズを離陸し、次の目的地コルテスへ向かうベく南に進路を取ると、左手にアーチーズ国立公園が見えてきた。上空からは角度と色合いの関係でアーチを見つけるのは困難だった。
巨岩、奇岩も小さく見え、地上から眺めた時の迫力は無いが、荒涼とした台地に板状の岩が立ち並んでいるさまが良く分かります。アーチーズのある台地と南北に走る断層を隔てて西側にある台地との
谷間にモアブの町がある。二つの台地の峰を直角に割って流れるコロラド川の水が谷間に溜まって出来た緑は、まるで真っ赤な砂漠のオアシスのようだった。
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空か見たアーチーズ国立公園。 (クリックすると大きな画像が見れます)
| 上空から見たモアブの町。 (クリックすると大きな画像が見れます)
| 上空から見たパークアベニュー
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コルテス(CEZ)到着
メサヴェルデ国立公園の玄関口、コルテス・モンテズマ空港に到着。空港の南側にある山の地形から大体の空港の位置は予測できたのだが、なかなか滑走路が視認できずてこずった。
そして昨日のトレッキングの疲れからか着陸は急な角度での進入となり、昨日のエスカランテに続いてハードランディングとなってしまった。
またもや急峻な進入角度となってしまったアプローチ。
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ここで再びレンタカーを借りメサヴェルデ国立公園とフォーコーナズへ向かう。FBOにのカウンターで給油を頼んでいると、かなりヨボヨボなおじいさんがやってきて私の名前を言うので誰かと驚いたが、
彼がレンタカーの係りだった。差し出された書類に必要事項を記入して渡して暫く待っていると、FBOの前まで車を持ってきてくれた。話し方や見た目から察するに恐らく御歳80近い老人だが、
とても優しい感じのいい人だった。
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FBO外観
| FBOのカウンター
| ターミナルビル
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メサヴェルデ国立公園以外に何も無い田舎町だが、エプロンには大きなプライベートジェットやツインが停まっていた。
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大・中・小。一番右のアーチャーが今回の愛機。こんなジェットで飛んでみたいなぁ・・・
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