いざ出発!
ランウェイがいつもと違うのは何てこと無いが、最後の「flow control・・・」が心配だった。しかし、ホールディングは苦手ではないので、待たされたらそれもまた一興という事でクリアランスをリクエスト。 いつもの様にグランドにコンタクトしたらスタンバイと言われ、暫くすると珍しくクリアランスデリバリーにコンタクトし直すよう指示を受けた。日曜日で忙しく雲も出ていてIFRが多かったのでグランドだけではさばけなくなった様だ。 折りしもアメリカはテロ警戒レベルが上から2番目のオレンジとなっており、もしかするとLAXへのクリアランスが降りないんじゃないかと心配したが、無事クリアランスを貰う事が出来た。後は一路LAXに向かって飛ぶだけ。 グランドにコンタクトしてRwy23のランナップエリアへ向かい、後はいつもの様に離陸。 「November64Z SoCAL Approach, maintain 4000, direct OCN, resume own navigation」 雲の中で右にターンして、ナビゲーションの針を見ながらV23に乗る。暫くすると周囲が明るくなり始め、時折雲の縁が見えるようになり、そして直ぐに雲の上に出た。そこには見渡す限り雲の世界が広がっていた。 2万フィート辺りにも雲が出ていてので残念ながら真っ青な晴天の下の真っ白な雲海とはならなかった。しかし、念願の雲のじゅうたんの上スレスレのフライトを合法的に思う存分堪能する事ができた。 最後のチェックポイントSLI VORまであとわずか、もう直ぐLAXだ。余裕のあるうちにATISを調べておこうと無線の周波数を合わせると、合成音声の無機質な声が聞こえてきた。 「Los Angeles International Airport Information Golf, 2050Z, wind 250 at 11, visiblity 8, 3300 scattered, 20000 overcast, altimeter 2982, simultaneous ILS approach in progress Rwy24R and 25L, vector for visual approach will be provided , pallarel LOC apporoach is in progress between Los Angeles International Airport and Hawthorne Airport ・・・ upon receive your ATC clearance read back only your call sign and transponder code unless you have a question, advise initial contact you have information Golf.」 |
(As of February 26, 2003) |